清盛 大河 なんj


最近、不作ぎみのnhk大河ドラマ。メディアでは視聴率ばかりがネチネチと、それはもうネチネチと叩かれ、肝心の内容は話題にもなりません。そこで今回は大河ドラマを毎年欠かさず観ている私が、「本当に面白い大河ドラマが知りたい!」という方のために、2 最近、不作ぎみのNHK大河ドラマ。メディアでは視聴率ばかりがネチネチと、それはもうネチネチと叩かれ、肝心の内容は話題にもなりません。そこで今回は大河ドラマを毎年欠かさず観ている私が、「本当に面白い大河ドラマが知りたい!」という方のために、2000年以降に放送されたNHK大河ドラマを名作順にランク付けしてみました。SPONSORED LINK目次 最高視聴率:22.9%(第五回・駿河大乱)平均視聴率:18.7% 原作は井上靖「 風林火山は、2000年以降の大河ドラマで、ぶっちぎり面白さ。往年の大河ドラマでは比較的すっ飛ばされることの多かった軍議シーンも細かく描いており、暑苦しい合戦シーンも含めて、毎週の放送が楽しみで仕方なかった記憶があります。勘助の「姫様ァァァ!」はいつ観ても最高。そして騎馬軍団を彷彿とさせるメインテーマも秀逸。 内野さんの男臭い芝居のおかげでとても骨太なドラマに仕上がっており、古参・新規それぞれの大河ドラマファンから今なお、絶大な人気を誇っていますよね。ただ、人によっては武田信玄役・市川猿之助(当時は亀治郎)の顔芸に拒否反応が出るかもしれません。終盤、キャストの大半が市川猿之助につられてネットリ歌舞伎芝居になっていくのですが、これも好き嫌い分かれそう。 個人的には、柴本幸さん演じる諏訪の方(由布姫)が自害を思いとどまり「この国がどんなふうに変わっていくのか自分の目で見てみたい」と勘助に訴えるシーンがすごく印象に残っています。あの眼力ァ……。 最高視聴率:17.8%(第二回・無頼の高平太)平均視聴率:12.0% 原作なしの、NHK完全オリジナル大河ドラマ。脚本を担当したのは、TBS「花より男子」、NHK朝ドラ「ちりとてちん」等でおなじみの藤本有紀。 1月8日の初回放送直後、「絵面が汚い、鮮やかさがない」と井戸敏三兵庫県知事(当時)に中傷され、メディアでも事あるごとに演出や低視聴率で叩かれました。でも、本作における玉木宏の輝きっぷりはあの絵面の汚さあってこそだぞ!!丁寧に作り込まれた脚本と俳優陣の名演も相まって、「歴代大河ドラマ最高傑作」の評価も納得のクオリティに仕上がっているのが、「平清盛」という作品です。もうね、私は1年間本っっ当に面白く観させていただきました! 脚本を担当された藤本有紀さんが物語に潜ませた巧みな伏線。そして見事な鬼回収。平清盛に関しては、張られた伏線が細かすぎて回収しきれない人も多かったんじゃないでしょうか。そんな平清盛で個人的に好きだったのは、三上博史演じる鳥羽上皇。ピュアッピュア鳥羽帝から徐々に狂気を孕んでいくあの神演技は必見です。義朝が死に、次第に闇落ちしていく清盛も良かった。終盤やや失速した感はありますが、大河ドラマの面白さ、醍醐味が全て詰まっている素晴らしい作品だと思います。 最高視聴率:22.6%(第一回・総括関ヶ原)平均視聴率:18.5% これも原作なしの、NHK完全オリジナル作品。脚本を担当したのは、1978年のNHK大河「独眼竜政宗」を手掛けたジェームス三木。この作品、とにかく1分あたりの情報量が半端じゃなく、台詞回しも難解なため、他の大河ドラマと違ってイッキ見しようとすると、かなりの根気が必要になります。重厚という言葉がぴったりな、大河ドラマのお手本・教科書的作品。新しい切り口で、というよりは、完全に「学校で習う徳川三代の歴史」そのものでしたね。初回が関ヶ原というインパクト、そしてこの合戦シーンが歴代NHK大河史上に残る超絶名シーンだったので、私の中でかなり評価が高い。 主演の徳川家康(津川雅彦)も良い味出してましたが、本作の見どころはやはり、徳川三代の脇を固める癖の強いベテラン俳優陣でしょう。特に石田三成役の江守徹。これまで数々の俳優が石田三成を演じてきましたが、私の中では未だに「葵徳川三代」の江守三成が不動の1位です。三成にしては年食ってるとか、そういうのはいい。細けぇことはいいんだよ。 最高視聴率:20.1%(第二回・決断)平均視聴率:16.6% 「新撰組!」に続き、三谷幸喜が脚本を手がけたオリジナル大河ドラマ第二弾。主役は真田信繁(堺雅人)ですが、それを感じさせない真田一族の濃さ!そしてこんにち、説明に延々尺を使うクソドラマが多い中、真田好きなら知ってるでしょ?と言わんばかりの視聴者に「不親切」な脚本にはとても好感が持てました。真田丸の最終回にサブタイトルをつけるなら、私はあえて二文字の制約を破って「兵(つわもの)」にしたい。次点で「残響(銃声・六文銭から)」かな。 本作の個人的MVPは真田昌幸(草刈正雄)と茶々(竹内結子)。圧倒的存在感で完全に主人公を食ってた昌幸は言わずもがなですが、「豊臣憎しのテンプレ悪女」でなく、「ただの無能な女城主」として描かれた茶々が想像以上に良かった。「おかしな話をします。私と源次郎は、不思議な糸で結ばれている気がするのです。離れ離れになっても、あなたはいつかまた戻って来る。そして私たちは同じ日に死ぬの」は本当に名台詞だと思います。この台詞は後世に残るわ。ドラマを楽しむため、2016年は真田一族の関連書籍もたくさん読みました。真田関連本のレビューはこちらの記事にまとめています。  最高視聴率:24.4%(第三十九回・秀吉死す)平均視聴率:20.9% 原作は司馬遼太郎「一豊の愚直さと千代の聡明さがはっきりとし過ぎていて(司馬遼太郎の原作がそうなので仕方ないんですが)、一豊が阿呆に見えてしまうのがちょっとなあ……と思いながら観ていました。長澤まさみの小りんが鬱陶しすぎて毎回イラッとしていたので、物語の本筋にスポットを当てるならドラマ版は小りん、いなくても良かったのでは?と思わないでもない。あと、ドラマでは六平太が千代の幼馴染に脚色されていましたね。事件の黒幕、大体こいつなんだよ。 関ヶ原直前、人質として大阪城に来るよう伝えにきた豊臣の使者(増田長盛)を追い返すシーンが異様に好きで、ここは何度も観返しました。千代は馳走の膳を下座に置いて使者を招き入れたので当然使者は下座に座る。そして千代は「下座に座っているということは、当家にとって上使である秀頼からの使者の筈がない」と屁理屈をこね、「私は山内対馬守の妻でございますゆえ対馬守の申す事しか聞きませぬ」と突っぱねる。つまり、「帰らないと屋敷に火をつけて自害するぞオラァ!」と脅すわけです。仲間由紀恵の演技が素晴らしい。 最高視聴率:21.4%(第一回・ならぬことはならぬ)平均視聴率:14.6% 原作なしの、完全オリジナル大河ドラマ。脚本を担当したのはNHK時代劇「御宿かわせみ」などで知られる、山本むつみ。序盤は山本覚馬(八重の兄)をはじめとする会津藩士たちの活躍を中心に話が進んでいき、八重は完全に添え物と化していましたが、この控えめさが逆に良かった。綾野剛演じる松平容保公も、まるで生き写しかと思うほどのクオリティで殊の外素晴らしく、堂に入った殿様っぷりも毎週観るのが楽しみでした。今でも定期的に観返している作品なんですが、一話開始6分で泣く。八重の「ならぬことはならぬのです」ズバーン!で毎回泣く。 本作では白虎隊の影に隠れてあまり目立たない二本松少年隊もしっかり描いており、劇伴との相乗効果で悲惨さ3割増(24話)。そしてこの悲劇の先に、八重の桜最大の見せ場、鶴ヶ城籠城戦がやってくるわけです。本作の鶴ヶ城籠城戦は、歴代大河ドラマの中でもかなり上位に食い込む名戦闘シーン。圧倒的映像美で視聴者を容赦なくぶん殴ってくる感じも嫌いじゃないですよ私は。 会津編と同志社設立以降の京都編でかなり趣が変わりますが、50話通して観たとき、出演者・スタッフの気力が感じられる正統派大河ドラマ、それが「八重の桜」です! 最高視聴率:16.9%(第一回・井伊谷の少女)平均視聴率:12.8% 原作なしの、完全オリジナル大河ドラマ。脚本を担当したのは、TBS「仁~JIN~」や、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の森下佳子。柴咲コウ主演の「おんな城主 直虎」は、当たり・ハズレ回の差が非常に激しい作品でした。具体的に言うと、1~4話、気賀回などは完全にハズレ。特に、直虎と龍雲丸のハズレ回は「この台詞、本当に同一人物が書いたの?」と言いたくなるほどの手抜き感。あと、毎年のことながらNHKの過剰演出が酷い。良かったのは尾上松也の今川氏真と、尾美としのりの榊原康政くらいでしょうか……キャスティングが神。  で、「おんな城主直虎」で圧倒的人気を誇る小野政次。私は堕ちるところまで堕ちて最終的に井伊谷を横領する「奸臣・小野政次」が見たかったし、そのための配役・高橋一生では……?と思っていたので、本当は忠臣!と言い出したあたりで完全に「?」になっていました。そして、自らの演技を今川・直虎・井伊谷の住人・小野家臣に見破られている時点で「全然有能じゃない……」とガックリきた。正直、話が進むにつれキャラクターも破綻していったイメージですね。 政次に関しては、今も「直虎を想うがゆえに独身を貫き、忠臣として尽くす=純愛」みたいな女性制作陣の現代的価値観に歪められた人物の哀れさを感じて仕方ない。視聴者が期待したのは奸臣・小野政次ではないのか?という記事も書きましたので、よければご覧ください。  最高視聴率:27.6%(第三回・出仕停止)平均視聴率:20.9% 原作なしの、NHK完全オリジナル作品。脚本を担当したのは、大河ドラマ「秀吉」や、NHK放送75周年記念ドラマ「菜の花の沖」を手掛けた竹山洋。「利家とまつ~加賀百万石物語~」は、俗に「夫婦もの」と呼ばれるジャンルで、男性だけでなく女性人気が非常に高い作品。利家を演じる唐沢寿明、まつを演じる松嶋菜々子が並んだときの絵面はお見事で、これは配役の勝利と言っても良いのではないでしょうか。俳優陣の顔ぶれから「トレンディ大河」なんて呼ばれ方もされていますね。俳優陣が結構大仰な芝居をしているので、ドラマより舞台感が強いのが本作の特徴です。 個人的には、反町隆史演じる織田信長が好きで、あの雄々しさダダ漏れのビジュアルは大河ドラマの歴代織田信長トップ3に入ると思いました。でも「ワイン片手に恫喝する第六天魔王・織田信長」の先入観に縛られていたのが残念といえば、残念。欲を言えば、この信長に金平糖かじらせるくらいはして欲しかった。 最高視聴率:24.4%(第五回・黒船と剣)平均視聴率:18.7% 原作なしの、NHK完全オリジナル大河ドラマ。脚本は、フジテレビの月9「HERO」や、同局「救命病棟24時シリーズ」を手掛けた福田靖。「龍馬伝」で一番見応えあったのは、やはり最終回の龍馬暗殺シーン。本作では「龍馬暗殺の下手人は見廻組説」を採用しており、その下手人が今井信郎(市川亀治郎)、佐々木只三郎(中村達也)、渡辺篤(SION)という、これ以上ないほど最強の布陣。派手さより生々しさを追求した殺陣は、見ていて目を背けたくなるような迫力がありました。 あえて不満をあげるなら、お龍の描き方浅かった点と、龍馬の死後、彼の人を思い出し浜で放つ台詞は本当にアレで良かったのか?ということ。岩崎弥太郎がコメディリリーフ的なポジションと知ったときも内心「……うわぁ」となったので、史実を知っている人はちょいちょいこういう「う~ん……」と、もやもやする部分があると思います。私はいつも「弥太郎で遊ぶなや……」と思いながら観ていました。 最高視聴率:29.2%(第四十八回・無血開城)平均視聴率:24.5% 原作は、宮尾登美子の「この「篤姫」、大奥という女性受けのよい題材を選んだことで初回から高視聴率を獲得。昨今よく見かける女性向けスイーツ大河かと思いきや、内容も非常にしっかりと組み立てられており、新規・古参ファンいずれも楽しめるバランスのよい作品に仕上がっています。 主役・宮崎あおいはもちろん、家定の実母である本寿院(高畑淳子)など脇を固める俳優陣の演技も素晴らしい。だんだんと心を通わせていく家定(堺雅人)と篤姫にキュンキュンした女性も多かったようで、「新選組!」で世に名を知られた堺雅人さんの人気がこの「篤姫」でワンランクアップしたように感じました。舞台がずっと大奥内なので見る人によっては退屈に感じてしまうこともあるかもしれませんが、その分色々な人間模様に焦点が当てられているので、人間ドラマとしての面白さは他の大河ドラマより頭一つ抜けていると思います。 最高視聴率:21.2%(最終回:永遠の旅)平均視聴率:18.5% 原作は高橋克彦の「狂言師の和泉元彌が北条時宗を演じることでも話題になった本作。若年なので致し方ないんですが、終始、時宗がくよくよしながら元寇との戦いに消極的なさまは見ている人間を毎回イラつかせていました。また、時宗の兄である時輔がなぜか史実に沿わず、赤マフラーをなびかせて大陸に渡るなど奇人に改変されていたのが残念。時輔役の渡部篤郎はいい味出してたんですけどね……。 女性脚本家の特徴でもある現代思想のエッセンスが強く持ち込まれ、大河ドラマではあまり題材になることのない貴重な時代だったにも関わらず、ドラマの世界観をぶち壊しにしていました。当時もボロクソに叩かれていましたが今でも再評価されることはなく、「好きな人は好き、嫌いな人は嫌い」と好みが別れる大河ドラマです。 最高視聴率:26.9%(第五回・五条の大橋)平均視聴率:19.4% 原作は宮尾登美子「 「滝沢秀明の半裸」という謎のサービスカットが頻発するイメージビデオ大河こと「義経」。無駄に演技派を集めたせいで滝沢秀明氏の演技が浮きまくっていますが、この浮きっぷりが史実の義経像と重なります。不憫。 この作品、とにかく女優陣のビジュアルが素晴らしかった。常盤御前役の稲森いずみ、藤原輔子役の戸田菜穂は別格です。死の直前、六条堀川邸を訪ねて去り際に義経を一べつする常盤御前。南都焼討で斬首される平重衡の元へ駆けつけ遺髪を受け取る輔子。どちらも本で見た平安絵巻そのもの。石原さとみ演じる静御前はガラ悪いし歌も下手ですが、終盤、吉野山の別れで神がかり的な美しさをみせます。 一方、合戦シーンでは鵯越の逆落しの場面と背後で流れるメインテーマのシンクロ率が凄まじく、ぶわっと鳥肌が立つような演出はさすが。もはや伝説。そして最終回はCGの使い方が破滅的すぎてこれも伝説。激しさと物悲しさを併せ持つメインテーマを収録したオリジナルサウンドトラックもかなりおすすめです。岩代太郎の劇伴に外れはない。 最高視聴率:26.3%(第一回・黒船が来た)平均視聴率:17.4% 三谷幸喜が脚本を手がけた、原作なし完全オリジナル大河ドラマ「新選組!」。イケメン若手男性俳優を多数起用したので女性受けが良い作品ですが、どのシーンも殺陣が緩く、新選組の主要人物もわりとステレオタイプなので私はあまり面白さを感じませんでした。しかもこの頃はNHKのCG技術がかなり酷かった時期で、要所要所で変なCGが出てくる新選組!は演出面でも割りを食っていた。正直、新選組!に関しては本編よりも続編「新選組!!土方歳三最期の一日」の方が圧倒的に面白いですね。 「新選組!!土方歳三最期の一日」は、とにかく三谷幸喜の脚本が凄かった。新政府軍の蝦夷上陸を演出で上手くぼかし、視聴者に「あっー!」と思わせるのもさすがです。特に、新政府軍人がランプを蹴って全景が映るところね。あのシーンは、「アッ!テメッ!もうそんなところまでーー!」と思いましたよね。 最高視聴率:19.4%(第二十九回・天下の奇策)平均視聴率:15.8% 軍師官兵衛は、「人間の証明」や「沈まぬ太陽」を手掛けた前川洋が脚本を担当。原作なしの完全オリジナル大河ドラマです。前川氏は、原作ありきだと良い御本を書かれるんですが、完全オリジナルだと毎回駄作になると、その界隈では有名な方ですね。 ジャニーズの中でも屈指の演技力を持つ岡田准一が黒田官兵衛を演じた本作。同じ「軍師モノ」の風林火山と比べると、ややテンポが悪く感じました。序盤の動きが鈍く、本能寺の変~中国大返しで盛り返したかと思えば、その後また失速し、蛇足の大阪夏の陣。そして、官兵衛に対して意味の分からない主人公補正がかかり、史実のド畜生エピソードが一転美談になるなどの改悪もありました。 作中で私が一番もったいないと感じたのは、中国大返しの交渉シーン。ここはもっと丁寧に掘り下げて黒田官兵衛(岡田准一)・安国寺恵瓊(山路和弘)・小早川隆景(鶴見辰吾)の濃密な心理戦にすべきなのに、歴史に疎い脚本家自身がこの会談の面白さを全く分かってないためサラッと流してあっけなく終了。……こんな山路和弘の無駄使いが許されてたまるかァ!というわけで、別の脚本家で安国寺恵瓊のスピンオフお待ちしています。 最高視聴率:16.7%(第一回・人むすぶ妹)平均視聴率:12.0% 原作なしの、完全オリジナル大河ドラマ。脚本を担当したのは、大島里美、宮村優子、金子ありさ、小松江里子の4人。このドラマ、とにかく脚本が悪いの一言に尽きます。脚本のひどさを俳優陣の底力と演出で延命させたという言い方が1番合っているドラマ。 観ていてまず感じたのは「人物の描き方が雑すぎる」ということ。行動の動機づけとキャラの掘り下げが雑すぎるので吉田松陰も久坂玄瑞も、ただの死にたがりのアホの子になっていました。さらに低視聴率でNHKの上層部から何か支持があったのか、芸人・アイドルのテコ入れや脚本家の追加、防府ロケの中止などコロコロと軸がぶれるのでドラマもあっちにふらふら、こっちにふらふら。 終盤、視聴者は楫取素彦と美和が再婚してイチャイチャしている所が見たかったのに、そこを端折ったのには驚きました。そして取ってつけたような鹿鳴館のシーン。とにかく脚本家の足並みが揃っておらず、4部からは視聴者を置いてけぼりにしていた印象。ただ、長塚京三と三田佳子の演技が殊の外素晴らしかったので、この2人を見るために花燃ゆ50話を見ても損はしません。長塚京三の病人演技は本当に神がかっています。 最高視聴率:26.0%(第四回・年上の女)平均視聴率:21.2% 原作は、火坂雅志の同名小説「この作品、一言で表すなら「上杉家のホームドラマ」。脚本のひどさは歴代の大河ドラマの中でも群を抜いており、チープなセットと相まって学芸会のようなお粗末さを醸しだしています。合戦はすべてナレーションで補完するという怠慢から酷評を受けることが多いですが、私もこれはフォローできない。あと、女性陣が全員キーキーやかましく、魅力がないのも致命的。 「直江山城はこんな優男ではない!」とキャスティングにも不満があったので、まあ、はじめからあまり好意的には観ていませんでした。直江はもっと、笑ってるのに目が笑ってない感じというか、目が死んでる系の俳優さんが良かったなぁ……。 最高視聴率:24.6%(第七回・秘剣!燕返し)平均視聴率:16.7% 原作は吉川英治の「この作品はもう、市川海老蔵が武蔵、米倉涼子がおつう、の時点でお察し。サブタイトルに「!」ばかり使っており、「勢いで乗り切ろうとしたけど失敗した感」がすごい作品。武蔵を映像で堪能したいなら、名作と名高い役所広司主演のドラマ「宮本武蔵」をおすすめします。 最高視聴率:22.6%(第三回・信長の秘密)平均視聴率:17.7% 原作なしの、完全オリジナル大河ドラマ。脚本を担当したのは、NHK大河ドラマ「篤姫」の田渕久美子。江がいかに強く、素晴らしい女性なのかを頼んでもいないのに延々と見せつけられるドラマ、それがこの「江~姫たちの戦国~」です。姫たちの~と言っている割に茶々と初は空気に等しく、何故か江だけが毎回活躍し、出会う武将たちに大きな影響を与えていく。そんな乙女ゲームのような展開が46話に渡って繰り広げられていくファンタジー……。 上野樹里と向井理が揃いも揃って棒演技すぎるため、後半は目も当てられませんでした。これははっきり言って大河ドラマの冠にはふさわしくない、フジテレビの年末2時間ドラマで良かったんじゃない?と言いたくなる出来。 最高視聴率:15.5%(第五回・相撲じゃ!相撲じゃ!)平均視聴率:12.7% 原作は林真理子の「  西郷どんに関しては、「脚本家の無知」をいつからか「アホな視聴者のレベルに合わせた」にすり替えた感じがしてならない。「登場人物が多すぎると分からないでしょ?」とか「テロップ出さないと理解できないでしょ?」みたいな雰囲気を随所に感じますね。そのくせ重要な歴史的事件はすっとばす。視聴者をここまで舐め腐った大河ドラマも近年稀ではないかと。個人的には、史実の「晋どん、もうここらでよか」をもじった、ナレの「ここらでよかろうかい」でドン引きしました。 あと、花燃ゆと同じで人物の掘り下げと行動の動機づけが雑すぎるんですよねこのドラマ。西郷吉之助は傑物、斉彬公は名君。斉興公は老害、調所は悪党、久光公はチンピラ。久光四天王は小松・大久保だけが有能で、堀次郎と中山中左衛門は能無し。精忠組は全員モブ扱い。こんな設定で幕末期の薩摩を描こうとか……。 西郷どんで最も評判良かったのは、たぶん寺田屋騒動回(23話)。ネットで何故か絶賛されてましたけど、最悪ですよこれも。大山たちの寺田屋集結時に余計なナレーションとキャプションを入れて緊張感を消し、戦闘シーンにスローモーション演出入れて殺陣の勢いを殺す……時代劇と演者をバカにしてるでしょうこんなの。私はこの回を観てNHK解約を決めました。そして10月に解約してきました。 他にも、慶喜に短刀突きつける西郷とか、大奥から抜け出して西郷に会う側室およしとか、なんでも倒幕!で片付けるノータリンな志士達とか、なぜか西郷の格下扱いな小松帯刀とか、上座と下座がむちゃくちゃとか、げんなりするシーンが山程あるんですよ。史実と人物を制作陣が全くリスペクトしていないと分かるシーンが山程。西郷どんは2000年以降で、というか歴代大河ドラマで文句なしの最下位。まさか、「江」よりひどいドラマが出てくるとは思いませんでした。やりよるなNHK。最近の大河ドラマは視聴率ばかり話題にされますが、作品のクオリティと視聴率は必ずしも比例するものではありません。放送当時はパッとしなくても時間とともに再評価される作品があり、歴史小説や史実の知識があればこそ評価もバラける、それが大河ドラマという作品ではないでしょうか。 大河ドラマの面白さは、やはり自分の目で50話観通した人間にしか分からないものだと思います。年末年始は大河ドラマのイッキ見(ぶっ続けで見れば1日弱)をして、素晴らしき歴史の世界にどっぷりとハマってみるのも面白いですよ!ただし翌日は死ぬ。Amazon Prime Videoあわせて読みたい 大河「平清盛」…またも低視聴率、“ファンタジー”にしちゃえば? ... 相手に刀をつきつけてなんとかする清盛 ・上皇にお尻むけて摂関家が退出、子供は虐待され、いろいろ不愉快になるドラマ

【朗報】史上最低の大河ドラマ、なんj民の90%が一致してしまう模様wwwwwwwwwww ... 清盛の最低視聴率7.3%←歴代最低 ... 【朗報】「最もゴミだった朝ドラ」、なんJ民の95%で一致してしまう模 …

42: ... 太平記と北条時宗と平清盛と他になんかあったっけ .

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